うそ

ほんとうのこととうそのことがわかりにくい。


「嘘をついてるの」ってそれすらもうそにきこえてしまう自分は嘘つきかな？

今日の詩

「カッコワルイ病」



私はとてもカッコワルイ


ひとをうらやみつつ

「才能あるやつはいいよな」って遠い目して

今日もばっちりぐうたらしてます


私はとてもカッコワルイ


かっこ悪いところを隠そうとする

欠点なんて見せたくないって必要以上に見栄をはる

そうやってあたふたしてるのが一番かっこ悪いって

気付きつつも


私はとてもカッコワルイ


「かっこ悪い自分」は消そうとする

まだ無駄に踏ん張ってる

「いい加減あきらめろ」

ってそんなの 無理です嫌です不可能です


私はとてもカッコワルイ


まだ ごねてる

「どうせ」とかいじけてる

いじけて

同情してもらおうとしてる

なぐさめてもらおうとしてる



私はとてもカッコワルイ


「カッコワルイ」を貫き通そうとしないから



それがかえって

よけいかっこわるいのにね

恋

なぜ何百人もの中から

きみを選んだの？


もしこれが運命と言うなら


逃がしたくない

靄

なんのためにつよくなるのか。


だれのためにここにいるのか。

全て返上して いつか戻ってくるの

この世の中には、暗くて、汚いものが溢れかえっている。

でも、いつだって人は、それを見ないように生きているから、たまにそういうものに触れたとき、悲しくなる。





でも、反対にこの世には数え切れないほど綺麗で素敵で愛おしいものが沢山ある。

それが例え表面だけで、嘘だとしても、



私の心を癒やして、この世界に繋ぎとめてくれているのは、まぎれもなくそういうものたちであって。






どうしよう、死にたくないよ。

期待してはいけなかった。








だって、前より少しだけ、この世界が愛おしくなってしまった。